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フランス

フランスに学ぶ!家のカタチと間取り

立体感を重視した、フランスのお家

おしゃれな街、一度は行きたい街として認定される事が多いフランス。
日本とは違ったおしゃれな暮らし、おしゃれな雰囲気を堪能出来るとして、旅行好きの方からも人気の地域ですが、こうしたおしゃれな雰囲気と暮らしを作り出すのに、一躍買っている住宅の工夫があります。
それは、フランスの間取りは基本的に、立体感を重視した家が多いという事です。

フランスの家の間取りを上から眺めてみるとよく分かりますが、大抵のご家庭が、角が多く、あえて壁を斜めにして作ったり、あえて出入りの形状をアーチ型にしたりと、不思議な形状をしています。
部屋と言えば四角、なイメージが強い日本人からすると不思議な感覚かもしれませんが、このように、あえてお部屋の角を増やすことで、部屋全体に立体感が生まれ、まるでモデルハウスに暮らしているかのような、おしゃれな感覚が生まれるのです。

角になっている部分をダイニングやリビングにするというご家庭が多く、日頃からいる時間が多い部屋を、特に立体的に見せる傾向にあります。
部屋を立体的に見せることで、空間が生まれやすくなり、目の錯覚も相まって、狭いスペースも広々と感じるでしょう。
立体的な空間に立つことで、広々と感じるだけではなく、お城の中に居るかのようなファンタジーな空間を作る事に成功しています。

この立体感を上手に活用しているからこそ、フランスの家を訪れた際には、非常に全体がおしゃれに感じ、まるで夢の中に居るかのような錯覚に陥るのです。
日本に戻ってくると家が狭く感じてしまうのは、この立体感の使い方の違いが上げられるでしょう。

凹凸が多い物の、外から見たらファッショナブル

内面がこれだけ角を重視して、立体感のある間取りにしているとなると、外側から見るとさぞやいびつな形をしているのかと思いきや、全くそんな事はありません。
あくまで外側から見たデザインも美しく、角も計算されて作られているご家庭がほとんどですので、フランスのおしゃれな景観にマッチした、美しい家が建ち並んでいると言えるでしょう。

フランスのおしゃれさは、目の錯覚を利用した部分だけではなく、利用するカラーなどにもあります。
外側のみえる部分の壁を、童話に出てくるようなカラーリングにするという物件も多く、いずれも洗練された、街の雰囲気に合わせた家が建ち並んでいますので、トータルで見たときに、圧倒される美しさを生み出しています。
フランスは街並全てが美しく、街並に合わせてカラーも楽しむという点が、おしゃれを作り挙げているポイントと言えるでしょう。