アメリカに学ぶ！家のカタチと間取り

アメリカには玄関がない！

アメリカの住宅の一番の特徴と言えば、日本と異なり、玄関がないという事にあります。
日本では玄関で靴を脱いでから家に入るのがほとんどですが、アメリカの場合、そもそも靴を脱ぐという文化がありませんので、玄関が必要ないのです。
玄関から直結でリビング、車庫から直結でキッチン、というように、ワンクッションを挟まずに、そのまま家の中に突入します。
その為、扉がある所がいわゆる玄関となりますが、玄関の根本的な考え方が、日本と大きく異なると言えるでしょう。

ただし、非常に大きな家、豪華な家の場合は、玄関ならぬエントランスがあります。
靴を脱ぐという文化は無い物の、エントランスでいわゆるワンクッションを挟んだ上で、家に入るという感覚を持つことが出来るでしょう。
またご家庭によっては、1階部分は靴を履いたままでOK、2階は靴を抜いで歩くというように、分けている家庭もあります。
スリッパに履き替えるという語勝ち得もありますので、アメリカの人＝常に靴を履いているという訳でもありません。

玄関マットを敷いているご家庭、靴箱を設けている家も

このように、基本的には靴を脱がないスタイルだからこそ、家の中が汚れやすいため、家の掃除を楽にするために、扉の部分に玄関マットを敷いているご家庭も少なくありません。
玄関マットで靴の汚れを取ってから入室するようにしているご家庭を始め、シューズボックスを設けて、スリッパに履き替えるようにルールを決めているご家庭もあるでしょう。

近年では特に、シューズボックススタイルを活用している家も多く、小さなお子さんがいる家庭の場合は特に、衛生面を考えて、靴を出来るだけ脱ぐようにしている所も多いのです。
勿論こちらはご家庭によってルールや考え方が異なるため、アメリカの家に行った際にはまず、シューズボックスが有るかどうか、玄関マットがあるかどうか等をチェックして、どうするべきか判断しましょう。